山を守る
龍泰院の裏山は、コナラ・カシ・クリ・サクラ・モミジやさまざまな種類の樹が混在する雑木林です。雑木林というのは、放っておけば自然になると思われがちですがそうではありません。 以前は、晩秋には堆肥用に木の葉さらいなどをしていましたし、定期的に切り払って更新をしていました。それを、木炭やキノコの種木など広範囲に利用していたのです。 大子では、八溝どんぐりの会(会長戸辺洋一さん)や、大子に森を創る会(会長岩佐寿弘さん)などのボランティア団体が、山を守る為にいろいろな活動をしています。私も会員の一人として、8月31日に、植樹地の下草刈り払い作業に参加したのですが、どんぐりから育てた1.5m程の苗木が、葛やツタや下草に覆われてました。放っておけば、藪になってしまうでしょう。実際に作業に参加してわかった事ですが、あらためて、山を守るということが大変なことだと感じました。 曹洞宗でもグリーンプランというスローガンで、環境問題に取り組んでいます。全国各地でいろいろな取り組みをしています。大切なことは、地球の環境を守るというのは、一人一人が自分の問題だと感じること、未来の人への責務だと感じることだと思います。 最近は異常気象があたりまえのことになったといわれています。すでに自分の問題になっているのです。身近なことから、出来ることから、初めてみませんか!
2003-09-01 | Posted in 月々の法話 | Comments Closed