タイ王国との交流
地元大子清流高校が大子一高の時代も含め、13年間進めてきた、タイ王国の高校との相互ホームスティの受け入れで、ダウンちゃんとミンちゃんという二人の高校生を10日間お預りしました。タイの文化、習俗のいったんにふれて本当に学ぶことが多かったです。
タイは仏教国です。娘のmiyokoが「うちはお寺だよ」と説明したら、「どうしてお寺に娘がいるの?」と聞かれたそうです。さらに、うちにいるときも、「托鉢に出ないの?」と聞かれたとか・・・
そう、タイの仏教は、お釈迦様在世当時をそのままのように行う部派仏教です。出家しお寺で過ごし、朝の祈りの後、村々に托鉢に出るのが日課です。それに対して、日本の多くは大乗仏教、在家主義の仏教です。在家信者である檀信徒とともに過ごし、その檀信徒に生活を支えられているというのが特徴です。ダウンちゃんは、敬虔な仏教徒ということで、「うちでは、宗教の関係で牛肉は食べません」と言われました。「うちは、仏教なんだけど焼肉食べてるね!」うちの子ども達・・・。
タイの娘さん達を通じて、タイでは仏教が大事にされていることを感じました。
彼女達は、7歳位から英語を学んでいるそうですし、パソコンも習っているので、私のパソコンを貸してあげたら、自宅にホットメールでメールを送ったり、メモリーカードでデジカメの画像を編集したり、日本の同世代の高校生より、進んでいました。
タイ語は発音が難しく、コミュニケーションは片言の英語になります。電子辞書を片手にいろいろな事を聞いたり、日本の歴史や文化、伝統的な食生活を説明してあげました。
いろいろ、ありましたが、15歳、現代っ子である女の子です。ハンバーガーが好きだったり、遊園地が好きだったり。食べ物の問題も、習慣の問題も、思ったほどのトラブルもなく無事帰国させてあげられてほっとしています。若いうちにこうした交流をするのは、大事なことだと思います。miyokoも最初はうまく通じなかった英語が、見る間に話せるようになりました。習うより慣れろとはまさにこのことです。12月にはmiyokoがタイ王国を訪問します。日本では体験できないいろいろなことを学んできて欲しいです。他の国へ行っていろいろ学ぶということは、とりもなおさず、自分の住む国を、自分の住む地域、文化を知ることにつながりますから!
日タイ交流の様子は、山寺日記で御覧下さい。