月々の法話

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ゲリラ豪雨対策


 「ゲリラ豪雨」耳慣れない言葉が、人々を襲い、そして、ニュースとして流れました。これまでも、夏の終わりごろ寒気が入って雷雨が起こることはありましたが、今年のように、連日、連夜雷鳴を伴った大雨が降ったという記憶はありません。秋の長雨といえば、シトシトと降るイメージが強いので本当に意外な天候です。
 日本の都市部は、表面をアスファルトやコンクリートで固め、できるだけ早く流す構造だそうです。降った雨が地面にしみこみ、地下水となってゆっくり流れていった頃とは違うようです。
 大都会で雨が降ると地下街で雨宿りする人も多いそうですが、地下街に大量の雨が流れ込んだらそれこそ大惨事になるでしょう。人間は魚ではないので水の中で呼吸ができませんから・・・
 私の住んでいる山間部でも1時間に100mmを超えるような大雨が降りました。家屋浸水の心配のないところではありますが、急な斜面の土砂崩れは心配です。

 こうした豪雨が起こるようになったのも、二酸化酸素の大量放出や原生林の伐採を原因とする地球温暖化の影響であると考えるのが妥当でしょう。ゲリラ豪雨の被害者をこれ以上出さないために応急的な対策をとらなければなりませんが、もっと根本的なこととして、こうした気候変動を生み出す地球温暖化の問題と取り組んで行かなければならないと感じさせられた暑い夏でした。

 今月は梅花特派で栃木県を巡回します。栃木県といえば、雷の多い地域、嵐がこない事を祈っています。

2008-09-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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