月々の法話

月々の法話

僧は勝友なるがゆえに帰依す


 皆さん、友達はいますか!友達といっても幼なじみ、同級生、職場の同僚などいろいろあると思います。私の場合も、仕事柄僧侶の友人が多いので、友達としての付き合いもその方面に片寄ってしまいます。仕事上の付き合いの友人しかいなかった人が定年退職後、寂しい思いをするというのは良くあることです。

 私はいくつかのボランティア団体や趣味のサークルに属してますが、そうした団体での人との出会いは貴重なものです。仕事を離れ、年齢も関係なく、お付き合いが出来る関係は貴重だと思います。   新たになんらかの団体に所属すると新人ということで、いろいろ先輩に教えてもらう事があります。年齢も二回りも年上の人や、若い人との係わり合いの中で学ぶことも多いです。
 そして、新しい友達ができるというのも、得がたい貴重な縁を結ぶということになるのではないでしょうか。当山の坐禅会に来る方や梅花講に入った方も皆さん新しい友達が出来た事を喜んでいます。

 お釈迦様は、修行仲間の大切さを、「僧は勝友なるが故に帰依す」と説いています。すぐれた友との出会いというものを大事にしたいものです。

2009-02-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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