月々の法話

月々の法話

裏山は野鳥の宝庫


 2011年卯年の新年が明けました。今年一年兎のように元気に跳びまわりたいものです。

 さて、昨年暮れ、すっかり葉が落ちた裏山で大きめの啄木鳥アオゲラや色鮮やかなアカゲラなどを見つけて撮影に成功しました。アカゲラはなかなか姿を見せてくれませんが、アオゲラやコゲラは住み着いているようで、登るたびに見ることができます。その他にも、ヤマガラ、エナガ、メジロ、シメなどが飛び回っている姿が見られます。

 最近はあまり裏山に登らなかったのですが、子供のころは、裏山に登ってよく遊んだものです。山菜やキノコ、アケビなどをとったり、岩登りや木登りをして遊んだものです。
 今もハイタカが営巣するなど自然が豊かな裏山ですが私が子供のころと大きく違うことがあります。それは、木の太さです。昔は、木がある程度育ったところで炭焼きに使ったりするのに切り出していました。また、薪やシイタケのほだぎとして木を常に切って使っていたのでそれほど太い木はなかったのです。今は、山の木が使われることがほとんどないのでどんどん太くなっていきます。山村に住む人間と共存していた里山が今はその維持が難しくなっています。山に暮らす人々に豊かな恵みをもたらしてくれる山林を守っていく大事さを感じながらも、なかなか難しいのが現実です。

 野鳥を観察したりしながら散策できる里山を大切にしていきたいと思っています。

2011-01-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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