月々の法話

月々の法話

少子高齢化に悩む山村を何とかしなければ!


奥久慈にも梅が香る季節となりました。いよいよ春ですね。
  今年は大雪による被害や除雪中の事故が多数発生しています。高齢化により屋根の雪下ろしや除雪作業のできない住民も増えていて、行政もその対策に苦慮しているようです。一口に高齢者といっても、体が丈夫で他の人の面倒を見てあげている人もいれば、足や腰が痛くて歩くのもつらい人がいます。今は地域の世話役として面倒を見てあげている人もいつかその役割を勤められなくなる時が来ます。「限界集落」という言葉があります。そして、それはこれからすさまじい勢いで日本中に増えていくことでしょう。

 大子町もそうした少子高齢化が進む地域の一つです。そうした中で里山を守る取り組みをしたり、地域おこしの活動をしている方が大勢頑張っています。住職のブログ「山寺日記」で紹介した、2月5日に前冥賀地区で行われた「キャンドル廻廊in白井沢」。26日と27日に行われた「大子うるしフォーラム」さらには27日に行われた百段階段のひな祭りなどです。白井沢キャンドル廻廊が行われた前冥賀地区を後日再び訪ねてみましたが、下草や笹藪がきれいに刈られた美しい里山の風景が広がっていました。ふるさとを愛する一人一人の思いが普段からその風景に現れ、さらにはイベントにも取り組む原動力になっているのだと感じました。そうした様々な取り組みを来月の法話で改めてご紹介したいと思います。

2011-03-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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