月々の法話

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百段階段のひな祭りに込めた思い


 3月3日は桃の節句ひな祭り、女の子の成長を願うお祭りです。「三人寄れば文殊の知恵」とかという格言もありますが、3という数字は、1でしか割れない強い数で、もっとも安定した形です。そうした数の重なる三月三日に行うあたりにも願いが感じられます。

 さて、大子町では、2月27日に今年四回目となる百段階段のひな祭りが行われました。一年目は下の62段だけ、二年目は百一段全部に飾られました。しかし、三年目は二度予定していて二日とも雨のため飾り付けは中止となってしまいました。

 この企画は、大子町商工会女性部の企画立案運営で行われています。前日の準備の様子を見に行ったら、女性部長の山田良子さん、商工会長夫人の小泉定子さんらの姿がありました。山田さんは、年々少子高齢化進む大子町、中心街でも一人減り、二人減り、どんどん人が減ってきている。そういう様子見るたびに寂しい思いに駆られるとともに、何とかしたいと思っていたそうです。その時、地域おこしの力になってくれたのがお店の前にある百段階段でったのです。今年は天候に恵まれ多くの人が大子町に来て、百段階段のひな祭りを楽しんでいかれました。
 今後ともこうした活動を紹介していきたいと思っています。

(この法話は3月11日の大震災以前に下書きしておいたものです。)

 百段階段のひな祭りの様子は光尚のブログでご覧ください。

2011-04-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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