積もらない雪を見ていた思い出
今年は、12月中旬から寒波が次々と日本列島に流れ込み、厳冬となりました。袋田の滝も平成18年以来全面氷結し、久慈川の冬の風物詩「シガ」が連日流れています。幼い頃、なぜか鮮明に覚えていることがあります。それは、降り出した雪にうれしくなって、姉を呼びに行き、「雪だ♪雪だ♪」とはしゃぎながら、毛糸の手袋をつけ、帽子をかぶり雪遊びの準備をして縁側で見ていたのですが、雪は積もることなくやんでしまい、二人でがっかりしたというシーンです。
小学校一年生の時に、長靴が埋もれるほどの雪の中の中を学校へ行ったことや、せっかく学校まで行ったら、先生に「今日は休みだ!」と言われた記憶などもあります。今年は、日本海側も今年は豪雪になっています。高齢化の進んだ山村では、雪下ろしや生活物資の確保が大変なのではないかと心配しています。また、仮設住宅で冬越しするのは大変でしょうが、協力し合って何とか厳しい冬を乗り越えてほしいものです。
1月16日に、いつも一緒だったその仲の良い姉が亡くなりました。享年54歳という少し早い旅立ちでした。本当に身近な人が亡くなると、悲しみが実感できないものです。1月31日は、姉が存命なら満54歳となる誕生日でした。残された家族は心に穴が開いたような状態だと思います。今までも、自分の子供同様に可愛がってきた甥と姪ですが、これからは姉の分まで見守っていってあげようと思います。
2012-02-01 | Posted in 月々の法話 | Comments Closed