生命の樹(いのちのき)
先月は、10日の朝5時にNHK-Eテレ 「こころの時代」に2011年8月の法話で紹介した金田諦應師が登場されました。(再放送は17日)、また、3月20日には、BS日テレの番組「日本百巡礼という番組で、作家で僧侶の玄侑宗久さんを石巻を案内する形で、後藤泰彦師が登場されました。2012年4月の法話の桜を植える活動なども紹介されました。
被災地では、復興へ向けた取り組みが進んでいますが、取り残された思いのひと、大事な人を失った悲しみから立ち直れない人がまだまだ大勢います。人間の力でどうにもならない時、桜の木や手作りのお地蔵様が力を貸してくれるのだと感じる番組でした。
今年は、思いのほか桜の開花が早く、当山の樹齢90年のソメイヨシノも3月28日に開花しました。私の知る限り最も早い開花です。今月中旬には檀家さんを引率して、東北を訪ねる旅を企画しました。ちょうど東北は桜の季節、人々を勇気づけるように咲く桜を観て、東北を応援してこようと思っています。5月には、梅花流の全国大会で講員さんと宮城へ行きます。その頃は緑が深まる時期かと思います。
樹木や花は人間に生きる力と希望を与えてくれます。それはその根底に命のつながりがあるからだと思います。その生命を詩にしてみました。子どもたちに命のつながりを感じて頂き、未来への希望を失ってほしくないという思いで作った詩です。
袋田の住職「山寺日記」の記事「生命の樹」で、お読みください。
2013-04-01 | Posted in 月々の法話 | Comments Closed