どうしてお坊さんがお葬式をするの?
今では、あたりまえにお坊さんがお葬式をしていますが、大昔は一族の長老が葬儀を司祭していたそうです。道元禅師の頃はもちろん、その後も僧侶が一般の人の葬儀を行うことはありませんでした。時が流れ、一般の人も僧侶に葬儀を頼むようになりました。(当山では寛文年間-約340年前からの記録は残っています。) そこで僧侶は、没後作僧(もつごさそう)、亡くなった人を僧とみなして亡僧葬儀法によりお葬式をとり行いました。これが、葬儀の最初に授戒を行う由縁です。仏教徒といたしましては生きているうちに生前授戒で戒名を頂いておくのが望ましいといえるでしょう。
2013-12-02 | Posted in 仏事コーナー | Comments Closed