月々の法話

月々の法話

天国の慎悟くんへ 


慎悟くん!今日は、大子養護学校で餅つき会があり、私もお手伝いに行ってきました。君の後輩たちと餅つきをしたり、一緒にお餅を食べたり、遊んだりして楽しかったよ!私と早川さんの坊主頭はけっこうこども達にうけました。 慎悟くんが通っていた頃は、まだ大子に養護学校が無かったので、遠くまで通って大変だったよね。 慎悟くんと私が会う時は、たいがいお葬式や法事の時だから、君の笑った顔をあまり見た記憶が無かった。だけど、偶然、私の車の前を走るお母さんの車に乗っている慎悟くんを見かけたことがあるんだ。その時の慎悟くんはとても楽しそうに笑っていたね。お母さんの車に乗るのは、とても楽しかったんだろうね、お母さんも笑っていたね!喘息の発作で苦しそうにしていたり、家の中を移動するのも大変そうだったけど、やさしいお母さんと一緒に過ごした君の人生は、けしてつらいものではなくて、楽しかったんだろうな!あの笑顔を見た瞬間、私の考えが大きく変わりました。 あなたの、お葬式の時、車椅子に乗ったりして、友達もみんな来てくれたね!友達のお母さんもおおぜい来てくれました。みんな、君とのお別れはつらそうだったようでした。 あれから、早いもので今年はもう七回忌の年になりました。慎悟くん安心してね!お母さんは、毎日元気で過ごしてますよ。慎悟くんも天国から大好きなお母さんのこと見守ってあげてね!
2001-11-02 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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