月々の法話

月々の法話

お釈迦さまの一番弟子摩訶迦葉尊者 


「われに正法の眼目と涅槃の妙心がある。それとともに僧伽梨衣を摩訶迦葉に付属す。」と道元禅師が正法眼蔵仏道の巻でたたえた、お釈迦様がもっとも信頼を寄せられお袈裟を伝えられた弟子がマハーカッサパである。 マハーカッサパは、頭陀第一とよばれました。頭陀とは、とても質素な生活をして、身と心をととのえる修行のことです。お釈迦様が亡くなられた後、教えを確かめる結集(けつじゅう)という集まりで、彼は、リーダーをつとめました。説法や弁舌にすぐれたわけでなく、けっしてきらびやかではなかったけれど、しっかりとした修行を続けてきたマハーカッサパには、どっしりとした存在感があり、弟子達がついていきました。こうしてお釈迦様の教えは伝えられていったのです。
2002-01-03 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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