月々の法話

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お寺を地域の避難所にする取組み


先日、茨城県總和会の研修会に参加してきました。

茨城県内寺院向けの研修会でしたが、東京で開催されました。

それは、講師が群馬県の宗務所長さんだったこともあります。

高崎市にあるそのお寺は、市の指定避難所に指定されました。

全国で初めてではないかと思います。

渡辺所長は、東日本大震災の時、お寺が地域の避難所になっているのを見て、

自分が住職を勤めるお寺を避難所にしようと、地域住民と相談しながら、

市に働きかけて、企業の協力も得て、500人が避難生活をできる場所として整備しました。

体育館は床板だけど、お寺は畳が敷かれています。

避難生活をするうえで、どちらが過ごしやすいか一目瞭然です。

さらに、企業の協力を得て、自家発電機や停電の時も使える自販機、

簡易トイレなども設備したそうです。

龍泰院は、古い木造建築なので、自治体の避難所にはなれないと思いますが、

大変参考になる話でした。

お寺は、曹洞宗だけで全国に1万5000ケ寺あります。

大雪、台風、竜巻、などの気象災害や地震の時、お寺が人々を受け入れてくれれば、

地域の人にとってこんな安心なことはありません。

お寺というのはもともとそういうところなのではないかと思うのです。

 

 

2015-02-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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