月々の法話

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今年も百段階段でひな祭りが行われました


3月1日(日)坐禅会の始まる、午前6時、雨粒がパラパラと落ちてきました。

今年の百段階段でひな祭りは、中止かな?と思ったら、小雨降る中準備が進められているという情報が入りました。

大勢の方が楽しみにしているイベントなので、少しぐらい雨が降っても、やっちゃえ!ということになったようです。

午前8時30分頃には、準備も整い、神主さんのお祓いと主催者あいさつの後、午前9時の花火を合図に人々が昇り始めました。

私も、ひな人形を見ながらゆっくり昇って行き、ふと振り返ると、そこには、雲がまといつくようにたなびく大子の山なみがありました。

幻想的で水墨画のような風景が広がっていて、下には大子の街並みが見えました。

平成20年3月2日に、踊り場までの62段を使って開催された大子のひな祭りも、翌年には101段飾りとなり、すっかりひな祭りの行事として定着しました。

しかし、今年のように天候が良くないと、主催者の方の気苦労も大変だと思います。

今年は、このところ同時開催している「みんなのまいん全員集合!」とのタイアップで「花嫁行列」が行われました。

人口流出、少子高齢化が進む大子町ですが、若いカップルが大子に移住し、畜産を行うことになりました。

来月、結婚式を挙げるそのお二人を、みんなで祝福しました。

耕作放棄地、空き家などは、日本中でこれから大きな問題になっていくと思いますが、若い二人の姿に希望を感じました。

これからも、こうした話題を見つけて、ふるさと大子町を盛り上げて行きたいと思っています。

2015-03-03 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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