月々の法話

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お墓参りの心得


ピラミッドや古墳から納骨ロッカー式の墓まで、墓地には様々な形態があります。お盆やお彼岸は、墓地への関心が高まる時期でもあります。 現在は、家庭墓に先祖代々の墓標を建てるのが主流になっていますが、少し前までは、個人の石塔を立てるのが主流でした。建てる時も、お参りする時も、それぞれ個人を偲んで参拝したものです。先祖代々の石塔となっても、やはりおまいりする時は、特定の個人を偲んでおまいりしていると思います。また、その遥か遠くにあるご先祖様へのつながりを感じることがあると思います。その、遥かなつながりを感じられる場所、墓地に是非機会を見つけておまいりしていただきたいものです。 人生に悲観した人が、ふとおまいりした墓地で生きる希望が湧いてきたと言う話を聞いたことがあります。仏様をまつる墓地にはそういう力があるのかもしれません・・・。 供物を墓地に上げっぱなしにしておく人がいますが、鳥など荒らされて非常に汚くなりますので、上げた供物は、持ち帰るか、そこで食べてくるのが良いと思います。仏様の住む墓地はいつも清潔にしておきたいものです!
2002-09-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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