月々の法話

月々の法話

こどもから大人へ


こどもから大人に成長していく過程で、人間は、「どうして自分は生まれて来たんだろう?」という疑問にぶつかるそうです。そうした心理が反抗期とかといった形であらわれるそうです。ひきこもりや定職につかないなど、大人になりきれない若者が増えているといいます。自分の存在価値という疑問を解決できない人が増えているからではないでしょうか? 自分が生きている意義というのを見つけ出すのは容易なことではありません。その疑念を解決していくうえで、一番身近にいる大人、すなわち親の存在が大きいといえます。言葉ではなく、親のいきざま、その後姿に、こどもは、自分の生きている価値を見つけ出すのでしょう。 禅の生き方は「ただひたすらに」です。与えられたその日一日の生命を精一杯生きる。これも一つのヒントになるかもしれません。
2003-02-01 | Posted in 月々の法話Comments Closed 

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